うすのろまぬけばかん

紅天

2012年02月01日 00:53

のろまな僕の隣には

いつだって 大好き がいて

それは 温かい とか うれしい とか

わくわくするとか どきどきするとか

そんな 人とか、 こととか、 ものとか。

そんで いつだって のんきで のろまな僕は

気づいたら 置いてけぼりで

あわてて 走ったり。


そんで 追いつけたら うれしい

呼んだら振り返ってくれたら ほっとする

でも もう 届かない ちっこい後姿しか見えない時は

もう 悲しい。

それは

もう。

悲しいのは 嫌だな。

うん 嫌だ。


そんな なる時は

だいぶ ふわふわ する

宇宙で迷子みたい

なんにも見えない ビー玉の目になる

誰からも見えない どこにもいない人になる

不思議な絵を描く

走りなれた 見慣れないとこを 知らない時間を ドライブする

わからない何かで わからない何かを 

必死で埋めるんだ。


次に もし

もっと 大好き に 出会えたら

そんな時は

ふわふわな自分の話を しよう。

そんな時は 

そんな僕を

笑ってくれたら

なんだかもう

なんだか もう

うれしいな。


そんで

やさしくって 強い人になろう。

もしそんなだったら

見なくてもいい

小さな後姿も あったかもしれないから。


のろまでも やさしくって 強い人になろう


早歩きな人には

きっとなれないから。