風に吹かれて
雨の音が心地よい☆
ただ紅型屋さん泣かせの湿度。。。
糊が乾かん。。。
仕事しながらね、ながしたビデオ
大学生の時、大好きだったガラス作家さんから
借りっぱのビデオ。
ボブディランの30周年のライブ。
おいらにとって ボブディランは
例えば たまたま観た映画で流れてたり
CMソングで使われてたり
カッコいい~って思うけど、そのくらいの距離感。
例えば清志朗やYO-KINGがカバーしてるのを聞いて
かっこいい~って思うけど、そのくらいの距離感。
よく知らない事に、うかつに何かを言うのは違うとは思うけど
音だけ聴いてる テレビの中から
突然の違和感と緊張感。
作業中の手を止めて
画面を見てからはもう 釘付けだった。
超満員の客席からの まるで魔女狩りのような
ブーイングに晒されてるのは アイルランドの歌うたい。
彼女は自分が信じた道を突き進み
そしてこの状況を招いたんだって。
鳴り止まない怒号の中
なんとか窮地を脱しようと、イントロを演奏し始めるバンドメンバー
だけど彼女は その演奏をストップさせて
しばし呼吸を整えて
たった一人 マイクをにぎりしめ
渦巻いてる化け物に挑んむように
アカペラで
ボブマーリーの「War」を
射ち込んだ
むつかしいことは わからない。
ただ
「国民的アイドル」のファンではなく
「ボブディラン」のファンが ブーイングの正体って言うのが
悲しい気持ちになる。
対して そこにあるのは
凛とした
圧倒的な覚悟と
その場にそぐわないくらいの
透きとおった 声。